マテリアルコンプライアンス:iPointのご紹介

2019-12-5

以前ブログで、”設計におけるコンプライアンスのお話し”をさせていただきましたが、この記事の中でのコンプライアンスとは、マテリアルコンプライアンスのことで、日本の製造業において、マテリアルコンプライアンスに準拠するために多大な工数をかけているのでは?と考えましたが、今回は、このマテリアルコンプライアンスを管理し、各国の規定や基準に合わせたレポート作成を強力にサポートする仕組みであるiPoint(アイポイント)についてご紹介したいと思います。
iPointは、ドイツのロートリンゲンに本社を置く、iPoint社によって開発されたマテリアルコンプライアンスに対する製造業の活動を支援するシステム全体の総称です。iPoint社は、2001年に設立され、現在14カ国に支社を持ち、世界中の製造業のサプライチェーンを通して、マテリアルコンプライアンスの活動を支援しており、日本にも支社があります。
それでは、すこし、iPointでできることをご説明したく思います。
世界中には、マテリアルコンプライアンスの規定、基準等は、どのくらいあるのでしょうか?数えたことはありませんが、相当な数があると思います。例えば、代表的なものとしては、
ELV(End-of-Life Vehicle Direction):自動車リサイクル規定
RoHS(Restriction of Hazardous Substances Direction(実際の名称は、もっと長いです)):特定有害物質使用制限
REACH(Registration, Evaluation & Authorization of Chemicals):環境負荷物質管理規定
CPSIA(Customer Protection Safety Improvement Act.):消費者製品安全性改善法
これらマテリアルコンプライアンスの規定は、各国で採用されており国毎に若干の差異があったり、さらに制定から年数を経る毎に改訂されることから、これらの規定の情報を一社の製造業で、全て把握することは容易ではないことと思われます。
と言うことで、ここで、iPointが登場します。iPointでは、これらの規定のほとんどをカバーし、改訂されたならば、その情報を即座に反映し、iPointのマテリアルコンプライアンス規定のデータベースを維持しています。このデータベールを利用して製造業は、自社製品のマテリアルコンプライアンスを管理し、さらに各地域に製品を出荷する場合に必要となるマテリアルコンプライアンスに準拠していることを証明する報告書を作成することができます。
よって、製造業では、iPointを利用することで、マテリアルコンプライアンスに関わる工数を大幅に削減できることとなります。